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ブリ、メジロ、大アジ・入れ食いの串本カセ

この日も指南書の同船サポート実習ということで、実践メンバーと浅海40mのカセに行ってきました。

ここ最近、青物の時合いが非常に短い浅海40mのカセでは、「手返しよく釣る」という事が一つのテーマになっているわけですが、そのため、ロッドローテーションをメインの作戦としてます。魚が掛かって取り込んだら、魚を外したり針を結び変えたりする前に、スペアの道具で先に仕掛けを投入して、少しでも長い時間、サシエが水中に入っている状態を作るという事です。

これにプラスして、底撒き器を使って、狙いダナにマキエを集中させるわけで、朝一番は、ハッキリ言って体力勝負です。笑

ま、その点では、今回同船した西本さんは、体力はあるみたいですが・・・

やり取りのコツなども指南する

ロッド比較を体験

指南書の同船実習では、メンバーは現地で、自分の道具と僕の道具の比較などもやります。これは師範(僕)の道具が串本のカセ釣りに最適なものをチョイスして揃えているので参考にする、というわけではなく、個々に最適な釣り具は個々それぞれなので、どういう釣り具を揃えていけば良いのかを考えるためです。

青物ロッドでも、最適なブランクスの硬さや長さは、個々それぞれで違います。例えば、体力に自信のない高齢者や女性であれば、ブランクスは柔らかいモノでなければ体力負けしてしまうし、若くて体力モリモリなら、スタンディングファイト用の硬くて強いロッドを使ってガンガン行った方が釣果は上がるはずです。

人が「この竿はイイ」と言っても、それは、その人には良いかも知れないけど、他の人には良いかどうか解らないという事で、色々なロッドを使ってみて、向き不向き、好み、使いやすさなどを実感するのが良いわけですね。

僕の揃えているロッドは磯竿を除けば、平均的な串本のカセ向きの道具がほとんどなので、同船するメンバーには、大いに参考になるはずです。

自分の竿で釣る西本さん。「アカン、この竿しんどい」ときた。笑

青物ロッドはイワシフカセで使う場合が多いはずで、おそらく、そのロッドに生涯記録になるような大物がヒットしてきます。なので、出来るだけ妥協の無いところで揃えて欲しいと僕は思ってます。

大アジの回遊が始まった

今期の大アジ釣りは、浅海の奥からスタートしましたが、浅海の深いところ(一般的に、40mとか38mとか35mと呼ばれるところ)でも大アジの回遊が始まりました。

串本のカセで釣れるアジは、とにかくサイズがデカいのが特徴です。40cmオーバーならザラ、50cmオーバーの超大型も当たってきます。

これで大アジのレギュラーサイズだ。まだ大きな個体も存在する

養殖エサのこぼれを食っていることや、生息しやすい瀬がある(と思う)ことなどから、ここいらのアジは特大サイズにまでなるので、とにかく、釣り物として人気があります。

このアジは、初冬からGW頃までが釣期になるのが一般的(稀に変な季節に釣れることもある)で、「潮が濁っている」ことが条件になります。

潮の濁りなんて、現地に毎日居ないと解らないわけで、そのため、大アジを狙って釣るのは、ある意味、難しいです。

なので、とにかく、胴付き仕掛けは必ず持っておくことや、オキアミを少し余分に持ち込むことなどが、大アジ釣りの秘訣となります。

食べると、めちゃくちゃ美味しいんですよ。このアジのお造りは、ちょっと驚異的な味をしているので、ぜひ、釣って欲しいと思います。

青物とアジで60リッターのクーラーが満タン

このアジは、潮が透けてこない限りは、暫く釣れ続くと思います。午後から時合いになることが多いので、ちょっと粘る必要がありますが、50cmオーバーのアジなんて、串本のカセじゃなきゃ、そんな簡単に釣れるものでも無いですから、ぜひ、狙ってみてくださいね。

今回、動画は前後編に分かれてます。時間のある時でも、ゆっくりとご覧ください。

2022年3月4日 ブリ、メジロ、大アジ・入れ食いの串本カセ(前編)

使用タックル

ロッド:アルファタックル ウルトラV10231、アルファタックル オデッセイAM302
リール:海魂2000T、4000T
道糸ハリス:フロロ10号
針:フカセヒラマサ14号

サシエ:冷凍イワシ
マキエ:冷凍イワシ

2022年3月4日 大アジ(ギガアジ)・入れ食いの串本カセ(後編)

使用タックル

ロッド:シマノ 海上釣り堀シーリア400H、がま船タイドスター50号
リール:カルカッタF800、小舟1000
道糸ハリス:フロロ5号、PE3号
針:串本胴付き仕掛け(ハリス6号)

サシエ:オキアミ
マキエ:オキアミ

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