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この日は「アジを釣ってきて欲しい」と依頼を請けたので浅海40mのカセにアジ狙いで行ってきました。
朝マズメのイワシエサのフカセ釣りで青物もあるとは思いましたが、時合いが重なる事と、二兎を追う者・・・みたいになって不出来な釣りになる恐れもあったので、エサはオキアミを6キロだけ持ってカセに乗りこみました。
チョクリ(飲ませサビキ)でそのままアジ釣り
真っ暗な間は「流れは良く解らない」が本音ですが、この時間帯に来るアジは大型が多く、「アジを釣ってこい」という依頼でもあるし、この時間帯を外すわけにはいきません。
なので「胴付きでスタート」が常識というか正攻法ですが、串本胴付き仕掛けではハリス6号が上限で、この時間帯、ここら辺をウロウロしている青物は胴付きに掛かってくる小アジに飛びついてくるので、「真っ暗だし6号では厳しい」となります。
というわけで、「チョクリ仕掛け(ハリス14号)で、そのままアジ釣り」という作戦にしました。これなら青物が飛びついてきても安心だし、別に14号のハリスでも良型のアジはナンボでも食いついてきます。真っ暗なタイミングって言う条件も重なってますからね。
大アジの時合いは早朝のマズメの時間帯が午後から(14時以降)が激熱になる事が多いですが、この日は12時には魚を引き渡さないといけないので、「アジは数匹あれば上出来かな」という読みをしてました。(数が出る時は昼から入れ食いがパターンというものです)
「アジ以外の魚もあれば欲しい」とも頼まれていたので、狙えるとすれば青物と真鯛ですが、「チョクリに一発当たってくれんかな」とか思っていたら、上手い具合に元気の良いメジロが当たってきました。
これを釣った後、アジの気配もなくなったので、完全フカセと天秤フカセで真鯛を狙う事にしました。
春の乗っ込み真鯛釣り
この日は未明から結構な速さと強さで潮は南西向きに流れていたので、「真鯛は良さそう」と思ってました。
釣り座は、いつもの苗我島島向きではなく(満船でした)、串本の街向きのカセに乗りこんだので、小割の下に斜めに入っていくような流れでした。
こういう時は、迷わず天秤フカセですが、直ぐにチャリコが当たってきました。今期は、このチャリコが非常に多いわけですが、「小型も中型も大型も釣り方は同じ」なので、「小型の数釣りの延長で良型を引っ張り出せないか」とか、そんな風に思ってました。
天秤に小型が当たって直ぐに、流れの向きが変わったことに気づきました。「これは完全フカセで狙える」と思ったので、直ぐに道具を入れましたが、パラパラとアタリは拾えました。
とりあえず、お土産としての格好はナンとか付けれたので、予定通り昼前に納竿としました。
浅海の真鯛は、まだまだこれからという感じ。アジはこの日の潮なら午後から入れ食いに出来そうだったですけど、次の釣りで頑張ります。
2022年3月16日 真鯛、大アジ、飲ませ釣りのメジロ・串本カセの春の五目釣り
使用タックル
ロッド:アルファタックル オデッセイAM302、シマノ 海上釣り堀シーリア400H、がま船タイドスター50号
リール:海魂3000T、カルカッタF800、小舟1000
道糸ハリス:フロロ10号、フロロ5号、PE3号
針:飲ませサビキ仕掛け(ハリス14号)、真鯛針12号
サシエ:オキアミ
マキエ:オキアミ