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浅海の奥は、串本カセの中では「グレ釣りポイント」として位置づけられていて、これまで、グレの釣果実績は、そりゃもうすごいものがあります。
そのグレ釣りポイントのカセですが、今季は「ちょっと毛色が違うなぁ」と春先から、僕は感じてました。
まず、冬の間(1月2月)に波止の潮抜け穴からすごい勢いで潮が流れてきていたし、ここ数年ではほとんど釣れなかった4月に良型グレがよく釣れました。そして、5月にはまた沖からの潮が波止の潮抜け穴を通ってすごい勢いで入って来て、この結果、驚異的に海水の透明度が上がったりしたし、水温が上がってきた5月6月でも、本来のグレの食いは戻ってこないと、これはもう「何かが変わったんじゃないか」って言うのを、感じていたわけです。
なので、今季のカセ釣りレッドゾーンの釣り(夏場のイワシエサの釣り)は、浅海奥でやってみる事にしたわけですが、予想が当たった部分もあれば、予想外の事も起こってます。奥でクエが釣れるのは想定内だったですが、良型のシブダイが釣れるようになったことや、今回の釣りに至っては、ヒレナガカンパチが釣れたり、もう「どうなっての?」「もしかして、ジュラシックパークみたいになってない?」ってな感じです。笑
今期の浅海奥のカセ釣りレッドゾーンでは、まだ、どんなモンスターが飛び出してくるか解らんです。いや、楽しみですね。
イワシフカセと飲ませ釣り
ブリやカンパチ、クエなどは、生き餌でもデッドベイトでも、どっちでも食いますが、カンパチは、やや生き餌の方に分があると思います。
今期は、7月4日にレッドゾーンメンバーの向井地さんと奥のカセに釣行しましたが、この時は、小鯖の飲ませ釣りで10キロオーバーの本カンパチを仕留めてます。その時のカンパチが以下の写真
そして、今回は、小鯖は全く居なかったので、小アジを使いましたが、それにヒレナガカンパチが当たってきました。
活きエサの飲ませ釣りは、もう、絶対に入れておくべきでしょうね。ちなみに、まだデカいのが居る可能性はかなりの高確率なので、ハリスは16号とか20号にしておくと良いかも?です。笑
飲ませ釣りのエサは、小アジ、小鯖の他に、チャリコや木っ端グレを付ける事がありますが、
- 小鯖は、口の中から上あごを通す
- 小アジは鼻掛け
- チャリコや木っ端グレは背掛け
これが基本的なエサの付け方です。少しでも元気にエサが泳ぐことも大事ですが、なるべく仕掛けが絡まないように付けることも重要なので、串本のカセ釣りでは、上記の付け方が基本で良いと思います。
イワシフカセにも良型カンパチ
この日は、小潮で午前中が満ちの潮になるので、流れの向きを期待しましたが、ロイヤル方向にぶっ飛ぶ、いわゆる「ダメ潮」でした。
ただ、グレをペレットで釣るのに、この潮の向きは「釣りづらい」というだけで、イワシフカセの釣りにはあまり関係ないし、イワシエサのズボ釣りや石物狙いの釣りなら、この向きの強い流れも期待大になるので、流れやエサ取りを注意深く観察を続けながら、打ち返しをやってました。
この日の相方は、釣り即の松井記者ですが、ウェブ取材のネタ探しで小物釣りとか、楽しそうにやってました。彼は、上手い具合にデカいヒレナガカンパチも釣ったし、「暑いし、もう上がりたいオーラ」を出してましたが、潮は何とも言えない良い雰囲気になっていたので、「もう一発くらいあるかも」と思っていたら、フカセの磯竿が舞い込みました。
カンパチクラスで2匹釣れるのは、串本のカセ釣りでは、ほとんど無かったと思いますが、カセ釣りレッドゾーンの釣りをやっていれば、まだまだ凄い釣果も期待できそうです。
記念撮影は僕が収まりました。
今期は、これまで「クエ、カンパチ、クエ、カンパチ」と来てますからね。次は、クエが釣れるかなぁとか、ちょっとワクワクしてます。
当日の動画は以下です。
2022年7月21日 ヒレナガカンパチが釣れるカセが串本にあるらしい
使用タックル
イワシフカセ(上物)
ロッド:がまかつ パワースペシャルフカセ6号
リール:シマノ 海魂2000T
道糸ハリス:フロロ8号
針:フカセ真鯛15号
イワシフカセ(底物)
ロッド:シマノ ベイシスビッグゲーム6号
リール:シマノ タリカ20II
道糸ハリス:フロロ20号
針:ヒラマサ14号(管付き)
イワシエサ(ズボ釣り)
ロッド:アルファタックル ウルトラV10 231
リール:シマノ ジガーLD4000
道糸ハリス:道糸PE4号、ハリスはフロロの14号(50LB)
針:ヒラマサ14号(管付き)
マキエサ:冷凍イワシ
サシエサ:冷凍イワシ