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今回は7月26日から27日にかけてのレポートですが、26日以前の段階で、僕は今期の浅海地区の青物の状況には、ただならぬものを感じていました。
というのは、6月中に浅海奥のカセでレッドゾーンの釣りをやればメジロは食ってきたし、7月に入ればシブダイ(フエダイ)やヒレナガカンパチの釣果があったり、潮の状況は明らかに例年とは違う事は「釣果からも明白」と思っていたからです。
なので、7月の早い段階から「40m(ポイントのカセ)でイワシ(フカセ)をやれば、おそらくは(ブリ、メジロが)出るだろう」とは思ってましたが、ナンせ、(浅海)奥のクエやカンパチが激熱で、中々、別の釣り(この場合はメジロ釣り)には思考が行かないというか、「どうせなら、レッドゾーンの釣りをやりたい」と、ずーーーと思ってましたからね。笑
そんな中、釣友の寺もっちゃんが26日から27日の日程で釣りに来て、「季節柄、イサギを釣りたい」とのことだったので、初日(26日)は浅海の奥に付き合いをしましたがやっぱりアタリは無しでした。ボーズで帰すのも気の毒だし、26日の午後に、「明日40mへ、青物やりに行かへん」と誘いました。
26日はフィッシング隼の釣果に青物があったし、潮色から考えても、アジもありそうな気はしたし、「ナンとかなる」とは思ってました。
ハシリの青物
結果からいうと、27日は「ナンとかなる」どころでは無かったわけですが、ここまで強烈にメジロが湧き込んでいるのは、ちょっと想像を超えてました。
開始一投目から僕の竿は舞い込むし、魚を上げてくると、それについて10匹程度のメジロが後を追ってきます。
これを入れ食いにする方法は船頭から教わっているので、寺もっちゃんに「あーしろ、こーしろ」で色々と指示を出しますが、この状況を初めて目の当たりにした人で思い通りに動ける人はいないです。笑(かくいう僕も初めての時は、めちゃくちゃでした。笑)
一投目から竿は折るわ、掛かってもカセの船底の蠣に当たって切られるわで、これに追い打ちをかけるように、「あーしろ、こーしろ」では、楽しんでもらうために誘ったのに本末転倒です。3本釣ったところで、「ちょっと、落ち着こうか」という事で、手を止めて仕切り直しましたが、仕切り直し後も入れ食いは続きました。
「ハシリの青物釣りの典型的なパターン」で、マキエに乱舞するメジロは迫力そのもの。「あれをみんなに見せてあげたいなぁ」とは常々思っていたので、今回は良いタイミングでやれたと思います。
食い続くメジロ
トップで乱舞する姿は直ぐに目撃できなくなりましたが、それでも掛かった魚に付いてくるメジロは後を絶たなかったです。
30mくらいで掛けても、一応直ぐに取り込まずに暴れさせて群れに喝を入れるイメージでやり取りし、マキエを継続しますが、この作戦が奏功してか、ダブルヒットが多発しました。
また、水温が高いこの時期の青物なので引きの強さは特筆もので、ロープに持ち込まれたりお祭りをしたりと、ひっちゃかめっちゃかだったですが、バラそうが吹っ飛ばされようが、ナンボでも次から次に当たってきました。笑
型の良いモノも混ざるし、8キロクラスの良型も出てきました。
「メジロばかりの土産では・・・」という問題もあるので、オキアミエサの完全フカセを入れたら、大アジまで食ってくるし、アジが釣れた直ぐ後には、またメジロが入れ食いと、大小入り乱れてマキエに乱舞している海中がイメージできます。
「いや、すごいな」。共通の感想でございました。笑
今期は群れが異常な大きさをしている感触があります。メジロの入れ食い体験、やったことない人は、ぜひ一度トライされると良いと思います。
当日の動画は以下です。
ブリ、メジロがトップで入れ食いとか、ホンマかいな?(2022年7月27日・前編)
サシエの数だけ釣れるブリ、メジロ(2022年7月27日・後編)
使用タックル
ロッド:がまかつ パワースペシャルフカセ6号、アルファタックル オデッセイAM302
リール:シマノ 海魂2000T、3000T
道糸ハリス:フロロ8号、12号
針:フカセヒラマサ14号
マキエサ:冷凍イワシ
サシエサ:冷凍イワシ