目次
この日も浅海奥のカセにイワシエサを持ち込んで色々とやってみました。
浅海奥はグレ釣りのカセとして人気が高いカセで、僕自身もこのカセでは相当にグレ釣りをやり込んできた経験があります。ただ、温暖化、黒潮の蛇行や環境整備(津波対策の湾岸補強工事など)による影響なのか、近年は水質の変化が感じられるし、それに伴い、客観的事実としてグレの釣果は年々減少傾向にあります。「何か、みんなが気づいていないところで『変化』してきているんじゃないか」と僕自身は感じてます。
ここ2、3年、
- 僕自身グレが「思うように釣れなくなった」こと
- これまでだとクーラー満タンとか普通にやっていた「ベテラン名手も不調」の傾向にあること
- 「釣れて来る魚の種類の変化」
- 潮流、潮色も、これまでのパターンでおおよそで予測できたものがほとんど当たらなくなっていること
などなどから、僕は、「浅海奥のグレ釣りは過渡期に来ているんじゃないか」と本年(2022年)5月の段階でこう思う事にしました。
「潮が変わってグレが出てくれば、またたくさん釣れるから」(ベテランや船頭連中は多分こういう意見)は多分当たっているとも思う反面、環境や状況の変化に対応して生息しているグレには、こちらも対応を変化させてアプローチ試みないと、潮が変わってグレが出てくるまでは厳しい釣りを継続することになるわけで、そんな我慢をするより、色々とジタバタとやりたいなとも思うわけですね。
というわけで、当研究所は新しい試みでグレ釣りをドンドン展開していこうと思います。
イワシエサでのウキフカセ
磯釣りでは近年、シマノが提唱する「ビッグゲーム」や、釣武者、サンラインの「スーパーフカセゲーム」など、キビナゴやイワシなどの小魚をサシエにしたフカセ釣りが人気ですが、これらの釣りは、「出るべくして出てきたのかな」とも、ちょっと思ってます。
串本のカセ釣りでも、近年はイワシエサのフカセ釣りでの青物釣りが先頭を走っているわけで、これらの釣りは全て、環境や状況、あるいは時代の変化に対応して台頭してきた釣りと言えます。浅海奥のカセ釣り(主にグレ釣り)も、この「変化に対応」という部分があっても良いと思いますけど、どうでしょうね。
さて、この日は、マキエ、サシエともにイワシエサを持ち込んで、マヅメは完全フカセでビッグワンを狙い、日が昇って一息入ったタイミングからこの釣り(イワシエサでのフカセ釣り)でグレをメインに狙ってみました。
イワシエサのウキフカセの釣りは、まだまだ手探りの釣りで、基本的なノウハウ、パターンの確立までは、まだ相当に実釣、実績が必要ですが、やればやるほど「確かな手ごたえのようなもの」は感じます。
まだまだ、浅海奥でのイワシエサのフカセ釣りは実績も少ないし、見えてない部分もたくさんあるので、言ってみれば「穴だらけ」。解ったことは、動画や当サイトで、ドンドン出していきますから、みんなで考えてやっていきましょうね。
暫くはエサ取りが激しい中の釣りになるので、ちょっと「工夫」が必要と思います。
イワシエサも使用は、エサ取り対策にもなってますが、詳細はまた、次回以降で・・・笑
2022年9月22日 カセ釣りレッドゾーンの上物(ウキフカセ)の釣りを解説してみた
使用タックル
イワシフカセ(底物狙い)
ロッド:アルファタックル オデッセイAM302
リール:シマノ 海魂3000T
道糸:フロロカーボン10号(通し)
針:フカセヒラマサ13号
ウキフカセ(グレ狙い)
ロッド:シマノ BB-X SP MZ 1.5号
リール:シマノ BB-X ハイパーフォース4000
道糸:ナイロン3号(サスペンド系)
ハリス:3号
針:フカセ真鯛10号
マキエサ:冷凍イワシ
サシエサ:冷凍イワシ