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この日も同船サポートで浅海40mのカセへイワシフカセの青物と大アジ狙いの釣行でした。
12月の30日という事で、お正月用の魚を釣りたいお客さんで何処の渡船店も満員御礼の込み具合で、「さすがに、こりゃ厳しいな」でございました。
前日も同様の込み具合で、ここ数日、浅海一帯そこら中でイワシを撒いているわけで、いくら食いしん坊の青物でも「さすがに腹いっぱいちゃうか・・・」って感じだし、人が込み合うと、警戒心も働くのか、かなり渋くなる傾向があります。
「厳しい釣り」をある程度、覚悟して、カセへ乗り込みました。
人が込み合う時のコツ2つ
「人が込み合うと魚の警戒心が働くので釣りづらい」のは確かだと思います。警戒しているかどうか魚にきいたことは無いので「確か」って言っても根拠は経験則だけですが、まあ当たっていると思って間違いは無いでしょう。
なので、人が込み合う場合は通常の釣りとは、少し考え方ややり方を変化させます。道具や釣り方は同じですが、「少し気を遣う」と言った感じでしょうか。
「少し気を遣う」というのは具体的には、「警戒心が薄れるタイミングを狙うこと」と、警戒心が働いている状態では、いくらマキエをしても簡単には浮いてくれないので、「浮かないなら下を狙う」という事です。
1.警戒心が薄れるタイミング
気圧配置や風の強度や向き、あるいは流れの有無、強さ、向きなどでもターゲットの警戒心は変わりますが、一番単純な警戒心が薄れるタイミングは「未明」です。そう、夜明け前の「暗い間」です。
このタイミングは少しくらい人が込み合っていても中層でマキエを捕食しているので、カセに乗りこんだら爆速で準備してサッサと中層(具体的には15mから25mのタナ)を狙えば、一匹二匹拾えることが多いです。
2.浮かないなら下を狙う
浅海のイワシフカセは、通常は絶好のタイミングは苗我の水道が明るくなってきてカラスが鳴き始めたタイミングが「よーいどん」です。(ここから1時間くらいが絶好機)
このタイミングに30mから35mのタナで当たるのが「定番の釣り」と呼んで良くて、まあ、常連の多くはこんな感じで狙っているでしょうね。
水深は39mから40mほどあるので、通常のイワシフカセの青物釣りであれば、「底から10mから5mほど浮いている」ことになりますが、人が込み合って「渋い」とされているタイミングでは、この「底から5m」を「底から5m以内」にします。
ボトム狙いは入れすぎると、当たってっもエイになってしまうので、そのタイミングでの正確な水深の把握と、底から5m以内に出来るだけ軽い仕掛けでイワシのサシエをサスペンドさせる(漂わせる)テクニックが要求されますが、「出来るだけ軽い仕掛け」が難しい方はガンダマの5号とか使っても良いでしょうね。
この日は、その二つの気遣いが奏功して、ナンとか3本ゲットだったです。
昼からの大アジ狙いも苦戦
ここ最近はマヅメの青物は好調で、この日も人が込み合っていてもナンとかなったわけですが、併せて狙う大アジがの時合いがほとんど昼からで、長い長い午前中のなーんも当たらん時間を過ごすことが多いです。
潮の動きも良いので天秤フカセや完全フカセで真鯛狙いで過ごしますが、どうもこの釣りがイマイチピリッとしないです。(僕が真鯛釣りがイマイチ苦手って言う所もあるし・・・笑)
この日もこのつらいつらい「砂漠の時間」を過ごしましたが、昼を回って、アジがボチボチ食ってきました。
今期は青アジが多く、少し手を焼きますが、青アジがボチボチと釣れだしたら、大アジの時合いにリーチ!みたいなところがあって、このタイミングで青物の釣りで残ったイワシエサを細切れにして底撒きペットで撒くようにしてます。
浅海の大アジは魚肉系のエサも好きなので、この作戦をやってますが、これが当たっているかどうかは、現在統計的なデータを収集中です。今のところは、「何とも言えない」で、「やらんより、やってみる方がまし」くらいでしょうか。
年末年始は基本的に北西の爆風の上に人ばっかり混みあうので釣りづらいことが多いですが、裏を返せば、それだけマキエも入るので、魚は付くのは付くと思います。
混みあった時のコツさえ知っていれば、何とかなる部分もあるので、ぜひ、本レポートの内容も参考にして、良い釣りをして下さいね。
当日の動画は以下です。
串本大島カセ釣り研究所では、同船サポート&ガイドのサービスを受け付けてます。
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詳細は以下のリンクから案内してます。
2022年12月30日 正月用の魚を釣りに行ったら
使用タックル
イワシフカセ手巻き
ロッド:アルファタックル オデッセイAM302
リール:シマノ海魂3000T
道糸:フロロカーボン10号(通し)
針:フカセヒラマサ13号
マキエサ:冷凍イワシ
サシエサ:冷凍イワシ