目次
(アイキャッチ画像(上画像)は2018年7月9日の釣果。このクエ釣りが動画に収まったことでYouTubeでやれそうな気がした)
- カセ釣り奮闘記・10年間の串本のカセ釣り(第一章:グレ釣り その1)
- カセ釣り奮闘記・10年間の串本のカセ釣り(第一章:グレ釣り その2)
- カセ釣り奮闘記・10年間の串本のカセ釣り(第一章:グレ釣り その3)
- カセ釣り奮闘記・10年間の串本のカセ釣り(第二章:カセ釣りレッドゾーン その1)
- カセ釣り奮闘記・10年間の串本のカセ釣り(第二章:カセ釣りレッドゾーン その2)
- カセ釣り奮闘記・10年間の串本のカセ釣り(第三章:Youtubeとビジネス展開 その1)(現在地)
- カセ釣り奮闘記・10年間の串本のカセ釣り(第三章:Youtubeとビジネス展開 その2)
- カセ釣り奮闘記・10年間の串本のカセ釣り(第三章:Youtubeとビジネス展開 その3)
- カセ釣り奮闘記・10年間の串本のカセ釣り(第三章:Youtubeとビジネス展開 その4)
第三章:Youtubeとビジネス展開
2018年は平成の最後の年ですが、この年は、来る新時代に合わせるように、色々な事に変化が顕著になってきたタイミングであったと思います。
僕の仕事は簡単に言うと、「ネット関連」ですが、これまではブログで十分にやれていたものが、この頃から動画コンテンツが主流、と言うか、「ネットで食いたきゃ動画は当たり前」みたいになってきました。
「釣りのウェブもYouTubeをやるしかない」
時代の流れ、コンテンツビジネスの傾向や未来予想、また、人気YouTuberの勢い等を鑑みれば、釣りのウェブコンテンツ制作も動画コンテンツを中心にせざるを得ないとは、もう、だれが考えても解る事でした。
「どういうチャンネルを作ろう」
YouTubeの動画とは言え、それはウェブコンテンツの一つであるわけで、ウェブコンテンツって言うのは、「人の役に立ってナンボ」が大原則です。
「誰に、何を届ける(観てもらう)か」にプラスして、「僕らしい表現」で、「マニアックでユニーク」で、出来れば「専門性の高いコンテンツ」であるべき、ナンていうのを考えると、最初の企画の段階では、「串本のカセでグレ釣って動画にしようか(アオサのグレ釣りは、どう考えても、僕が一番詳しいし)」でしたね。笑
方向性の模索
Youtubeチャンネルを作るにあたって、とりあえず、色々な釣りのチャンネルを観てみました。伸ばしているチャンネルの傾向や、伸びているチャンネルは、その原因がどこ(何)にあるのか、などなど、多分に興味がありましたからね。
数人で釣りに行って、その様子をコンテンツにしているチャンネルが多いと感じましたが、これは某人気チャンネルの猿真似ばかりで、「これは僕には無理やな」と直ぐに思いました。また、女性がメインの演者の釣り関連のチャンネルも注目に値しましたが、伸ばしているチャンネルは、「釣り」じゃなくて「女」を売りにしているわけで、「女性を雇ってやってみるのもありかな」と思う反面、「僕のやる仕事では無いな」とも、思いました。
非常にたくさんのチャンネルがあるし、逐一見て回るのは、現実問題として不可能ですが、傾向として、人気のある釣り関連のチャンネルは、「バラエティ番組として制作されている」って言うのが最大公約数かなと思いました。
僕の場合、かなり真剣に釣りと向き合ってきた歴史があるし、釣りをバラエティにするのは、ハッキリ言って違和感だらけ、というか、若い人がやるならワーワーギャーギャーと騒ぎながら釣りをするのもありとは思いますが、50を過ぎたオッサンが(演者を)やるわけだし、(僕の性格からして)一味違う所も見せたいとも思うし、今さら木っ端グレ一枚釣って「釣れたぁー」とか無理ですからね。笑
だから、串本のカセ釣りを題材に「教材的な内容」にしようと思いました。
おおよそ、インターネット上の情報は、「広く浅くより、狭く深くの方が価値がある」し、個人でやる場合、広く浅く情報を集めるのは(例えば日本全国釣り情報みたいなものは)現実的に無理があります。
「串本のカセ釣り」という、ウルトラニッチ(非常に狭い範囲という意味)で、内容は過激に濃いモノにすることで、その存在意義を確立する。串本のカセ釣りに興味がある人、やってみたいと思っている人に役立つ情報展開は漠然とですがイメージ出来たし、「これなら、ナンとか、やれるんじゃないか」と、思いました。
かくして、チャンネル名は「串本大島カセ釣り研究所」としました。
クエと手ごたえ
最初のロケは2018年6月26日、27日の日程でした。「季節的にもグレ」という事で浅海奥のカセで2日間グレ釣りをやりましたが、この釣行では2日目の午後にちょっとした時合いがあって、まあまあの出来になったと思いました。
25枚の釣果という事で、「浅海のグレ釣りってこんな感じ」というところは見せることは出来たと思いました。スタートとしては、まずまずの感触だったですね。
ペレットの事、アオサの付け方、釣り方の紹介とか、色々な動画コンテンツを作って順次アップしましたが、最初からガンガン視聴回数が伸びるってことは無かったです。「まあ、こんな感じかな」という手ごたえだったですね。
2回目のロケは2018年7月9日で、イワシフカセの釣りにチャレンジしようと思いました。
時期的には少し早いと思いましたが、非常にマニアックな釣りではあるし、巨大イズスミなどが当たれば「ド迫力のブン曲げ」をカメラに収めることが出来る。
グレは何処まで行っても「小物の数釣り」ですが、夏場のイワシフカセでは、「これぞ串本のカセ釣り」を表現できるわけです。カセに乗るまではワクワクしてましたね。
ただ、この日は、早朝からマキエをしても全然魚は浮いて来ないし、「時期が早すぎたか、潮が悪いか」が朝一番の感想で、ちょっと失敗したかなと思いました。
暫くすると小鯖が出てきたので、それをエサにすると直ぐにアタリはありましたがアカエイでした。笑
このロケでは前日からマキエを入れてポイント作りもやってたんですが、どうも、マキエにエイが付いたみたいで、「それでエサ取りも大人しいのか」とも思いましたが、11時を回って、ちょっとエイとは一味違う、強烈なアタリで一発切られました。
動画の撮れ高は、獲物はエイばかりでしたが、6号竿をブン曲げている尺は十分に取れたし、強烈なアタリでバラシの尺もある。というわけで、「暑いし昼で上りにしよう」となりましたが、最後の最後に、もぞもぞっとした前アタリから一気に舞い込むアタリが来ました。
これがナンと、13キロを超えるクエでした。
このクエ釣りは、アタリの出たところから取り込みまで、全部カメラに収まったことで、この時、「このチャンネルはイケる」と、確信めいた手ごたえを感じました。
常識的な判断として、このサイズのクエを串本のカセ釣りで釣るのは相当に難易度が高いし、まして、それをカメラの前で、しかもこのタイミングで、やってのけれた事は、このチャンネルにとって、まさに僥倖(ぎょうこう)と思えました。
大きなクエが釣れたことはカセ釣り師として嬉しいのは嬉しかったですが、チャンネルの今後を考えると、そっちの方が数倍嬉しかったですね。
教材的なスタンス
最初の頃は撮影スタッフも連れていたし、釣り代、移動費、飲食費などで、一本の動画制作に軽く数万円は掛る勘定でした。
撮影機材や動画の編集ソフトに掛かるコストは、元々がセミナービジネスをやっていたので、ほとんどコストゼロで出来るわけですが、「このまま進めば自転車操業(コスト倒れ)」は、避けられないと思いました。
「釣りで稼ぎたかったら釣りに行ってるヒマは無い」とは、ブログ時代から、ずーっと釣りのウェブコンテンツで色々やっている僕が一番よく知っていると言っても過言では無いと思うんですが、ナンとなくですが、「YouTubeはナンとか出来そう」と感じてました。(時代はYouTube、みたいなところもありましたからね)
とは言っても、コストの事を考えると、「釣りに行かずにコンテンツを作る(増やす)必要もある」となるわけですが、チャンネルの趣旨を教材的なスタンスにしようと考えたのは、実はこう言うのも下地にあったわけです。
事務所でのトーク動画は、思ったよりウケもよかったし、ほとんどタダで出来るし、「こういうのを増やすべき」とも思ったんですが、実践(実釣)が伴わないコンテンツは、僕の個人的な感触として、「あまりやりたくない」が本音でした。
理想としては、「背中で見せる(やってみせる)」、それに視聴者が「一生懸命付いてくる」で、理想形を追うには釣っている所を見せないといけない。
トーク動画を増やすことは、知識だけで頭でっかちになっている激痛のオッサンの増加とかに繋がりそうで、まあ、こういうのが「あまりやりたくない」の理由でもあったですね。
「理想形を追いつつも、続けて行けるだけの収益化も目指さないといけない」
そこで、ある作戦を展開するわけですが・・・
- カセ釣り奮闘記・10年間の串本のカセ釣り(第一章:グレ釣り その1)
- カセ釣り奮闘記・10年間の串本のカセ釣り(第一章:グレ釣り その2)
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