串本のカセ釣りでファミリーフィッシング(アジ釣り)をやるとこうなる

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今回は大阪府の岩淵氏の同行依頼を請けて浅海40mのカセに青物と大アジ狙いで行ってきました。

氏は今回2回目の同船サポートですが、前回はご子息の春希少年が大活躍のイワシフカセの釣りでした。

今回は春希のお兄ちゃん柊馬君(しゅうま・中学1年生)も同行しての釣りです。「(お兄ちゃんは初めてだし)串本のカセ釣りを楽しんでもわらんと」ですが、「まあ、なんとかなるやろ」とは思ってました。

青物は大苦戦

この日は土曜日という事もあって、浅海のカセは大島フィッシングを始め、愛丸や大裕、隼などもほぼ満船の状況でした。

こうなるとイワシのマキエが分散して青物は釣りづらくなるわけですが、この状況は何度も経験しているし、一応自分なりの解決策もあるわけなのでプラン通りに作戦を進めますが、この日は、どうにもこうにも「潮が動かん」でした。(撮影開始前の一投目には25mのタナで一発は食ったんですけどね・・・)

こうなるとイワシエサでは「八方ふさがり」になりますが、アジ狙いでオキアミも持っていたので、7時ごろにはもう「小さいエサ(オキアミ)で色々と組み立てよう」と思いました。(ある意味、渋い時の特効薬です)

乗船前に春希は「今日は真鯛を釣りたい」と言っていたし、このため、「今日は天秤フカセは入れたいな」とも思っていたし、隣の愛丸のカセではオキアミの釣りでボチボチとアジを釣っていたのも見えていた事もあって、イワシフカセはマヅメの時合いを逃した時点で、「もう、今日は無い」と見切りをつけました。

爆睡の子供たち。「寒くないのか」と、ちょっと心配はした

アジは反応あり

日が上がって潮色を確認できるまでに至ると、「アジはありそうな色」をしているので、胴付きを入れてみることにしました。

この一投目からアタリはありましたがチャリコだったので、「いやぁ、どうなんやろ・・・(潮が良くない時でもコイツはある)」でしたが、直ぐに中アジも当たってきたので、「潮さえ動いてくれればナンとかなる」と、少し期待は持てました。

2匹目のアジも直ぐに掛かってきたので、一本だけ入れていたイワシフカセも胴付きに変更できるように準備はしましたが、それから、全く気配が無い時間帯が続きました。当然のように、子供たちは寝まくりでございました。笑

大アジの時合いに突入

11時を回って、少し大島方向に潮が動いたので、この向きに潮が動けば小物釣りは期待が持てると感じてました。で、大裕と愛丸のカセでアジが釣れたのが見えて、天秤フカセのサシエが取られだしたので、「そろそろかな」と思っていたら、胴付きの竿にアタリがきました。

やっとアジの時合いですが、この時点で、「これはイケる」と思いました。理由は、(1)早朝からボチボチとアジは食っているし、(2)潮色は悪くない(少し濁りが入っている)し、(3)昼から好調になるのが浅海40mの大アジ釣りのパターンですが、11時半という、少し早い目から食いだしているし、(4)天秤フカセのサシエが全く取られないという事がなかったことなどで、こういう時は「昼から大アジの時合いがある」というのを経験から感じてたわけです。それが胴付きにドカンときたので、「よし、イケる」となるわけですね。

春希は「カメラの前でポーズ」が出来るようになった(笑)

裏技(イワシのマキエ)

昼を回って、「軽く入れ食い」のタイミングはありましたが、本格的なアジの入れ食いとは少し違うなと思っていたので、「裏技の特効薬」を入れてみることにしました。それが具体的に、「底撒きペットでイワシを撒く」なんですが、以前は、ここいらの大アジは、イワシを撒いてサンマの短冊をサシエにして釣っていたこともあり、「浅海の大アジ釣りにイワシエサは有力」なんですね。最近はオキアミでナンボでも釣れるので、面倒な魚肉系のエサは使う必要が無くなったわけですが、それでも、ここ一番には効果があるのは、ナンとなくですが知ってはいました。

この日のように、早朝に青物が食わない日はエサのイワシも余っているわけで、「アジの時合いに使おう」と思って残しておいたわけですね。

今回この作戦は奏功したと思いますが、同じようなケースになったら、一回やってみてくださいね。

春希が希望した真鯛もナンとか1枚出せた。アジは良型が多かった

デカい!45cmくらいある。子供が釣るサイズではないぞ、春希っ(笑)

午前中はつらい潮だったが、ナンとか形にはできた

青物も大アジも、これからがシーズンですから。

水温が下がっていく時期なので、寒波の襲来で食いが渋くなることもあるかも、ですが、水温は下がったら下がったなりに安定すると、またバカスカ食いだすので、釣果情報や、当方のYoutube、SNSなどを頻繁にチェックするようにしてくださいね。

同船サポートのご案内

串本大島カセ釣り研究所では、同船サポート&ガイドのサービスを受け付けてます。

「YouTubeで観たあの釣りをやってみたい」あるいは、「もっと串本のカセ釣りを詳しく知りたい」、「せっかく串本のカセで釣りをするので、出来るだけキチっと釣りをしたい」などなど、快適な串本のカセ釣りを案内しサポートするのが同船サポート&ガイドのサービスです。

ガイド料が発生する有料のサービスですが、普通なら「10回通わないと見えない(解らない)ことが、たった1回で解る」ので、串本のカセ釣りの醍醐味を知るには近道という事です。

詳細は以下のリンクから案内してます。

串本大島カセ釣り研究所:同船サポート&ガイドのサービス

2022年12月10日 串本のカセ釣りでファミリーフィッシング(アジ釣り)をやるとこうなる

使用タックル

レンタルタックル(天秤フカセ)

ロッド:がま船 タイドスター50号
リール:シマノ 小舟1000
道糸:PE3号
ハリス:6号
天秤、カゴ:キハダ用L型天秤、サニーカゴビッグ
オモリ:30号

レンタルタックル(胴付き)

ロッド:シマノ 海上釣り堀シーリア400H
リール:ダイワ ミリオネア250
道糸:フロロカーボン5号
仕掛け:串本胴付き仕掛け(ハリミツ・ハリス6号)
オモリ:30号

マキエサ:オキアミ
サシエサ:オキアミ

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兼崎 秀治串本大島カセ釣り研究所代表

投稿者プロフィール

串本大島カセ釣り研究所を運営しております、HN海信(本名:兼崎秀治)です。
波止釣り、磯釣りを経て、現在カセ釣りに夢中ですが、12歳から釣りやっているので、釣り歴は40年以上です。

現在後進の色々な人に釣りの魅力を伝えるべく、日夜邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

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