ショアジギやってる二人が串本のカセ釣りに初挑戦してみた

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今回も同船サポートで浅海40mのカセでイワシエサのフカセ釣り(青物狙い)から、オキアミで真鯛、大アジ狙いで釣行してきました。

今回のクライアントは「いつもはショアジギングをやっている」という30代前半の二人組。フリースタイルでライトな感覚で釣りを楽しむのがショアジギの真骨頂だと思いますが、カセ釣りはオフショアの釣りの一つだし、彼らのショアジギ感覚はちょっと物足りないというか甘いかなと思える部分もあったで、その辺りも修正や調整しながらの釣りとなりました。

しかし、非常に素直で好奇心旺盛の二人で、まだ若いし吸収も早いので、直ぐにカセ釣りにも慣れて上手になると思います。慣れてしまえば、串本のカセ釣りは難しいことはやってないので、直ぐに「クーラー満タン」とか経験するようになるでしょうね。いや、楽しみですね。

食い渋る青物

この日は土曜日とあって、浅海もほぼ満船の込み具合でした。

こうなると、マキエは分散するし、海上で大勢でワサワサやるわけなので、さすがに魚は警戒心が働いて食いが渋くなります。というわけで、比較的警戒心が薄い未明の時間帯で1本、2本は稼いでおきたい感じですが、夜明け直前のタイミングで上手い具合にダブルヒットで1本ずつ拾えました。

前日の釣行でツ抜け(「10匹以上釣る」という意味)をやっていたこともあって傾向と対策はある程度解っていたし、潮の状況が一晩で変わったりしなければ、「人は多いけど、まあ大丈夫」とは思ってました。

ただ、夜が明けてからは、案の定、めちゃくちゃ食いが渋かったです。(サシエに)触っても、食い込まないようなアタリが何度かありましたね。

かなり渋いので僕が持ち込んだ柔らかめのロッド(具体的にはリアランサー完全フカセ300H)で、小技を使ってアタリを引っ張り出す作戦に変更しましたが、これが奏功してナンとか3発目をヒットしました。このタイミングで、もう一方のロッドにもアタリが来て、2回目のダブルヒットに出来ました。

仲の良い二人だ。当たると言えば、2回ともダブルヒット

「やり取りに不慣れ」ってのは、裏を返せば、ヒットレンジで魚を掛けたまますったもんだするので、次のは食わせやすかったりするのかも、と最近思うこともしばしばです。青物は針掛かりして暴れると、2、3匹くらいついてくるので、それが隣の仕掛けに掛かってくるんじゃないかと思ってたりします。正解かどうかは微妙ですが、海上釣り堀の釣りを経験している人なら、「ナンとなく、そうかも・・・」と思ったりしないですかね。

大アジ釣りは好調

青物の時合いが終わって、オキアミの釣りに切り変えましたが、潮は感じよく動いているし、サシエも適度に取っていくので、この日の※砂漠の時間は「ちょっといい雰囲気かも」と思ってました。

※砂漠の時間:青物の時合い終了から大アジの時合いまでの5時間から6時間の時間帯。全くオキアミのサシエを取らないような、全く気配のない時間帯が続くことがあるので、こう命名した。

そうこうしているうちに、隣のカセにいた中尾さん(常連)が大アジを釣ったので、こちらも直ぐに胴付き仕掛けに変更して、※残ったイワシを刻んで底撒きで30mのタナにぶちまけました。

※イワシを刻んで底撒き:大アジ狙いの特効薬として、現在研究中の集魚手段。「必殺技」と呼べる段階には、まだ至ってはいない

大アジは40cm前後で感じよく入れ食いになり始めましたが、このタイミングで後ろ側のカセに居た人が大型のエイを針掛かりさせて、そこら中を走り回らせて、ウチのカセと中尾さんのカセを含む5人に絡む大オマツリをやらかして、この時合いは万事休す。

仕方がないとは言え、「ちょっと勘弁してくれよ」とは思いましたね。(とは言え、腹が立った僕が未熟です。直ぐに反省はしました)

時合いをロスして、丸アジ(青アジ)の入れ食いになったので、あきらめかけていましたが、納竿間際に大アジの時合いがもう一回あって、ナンとか、形にはできました。

以下、スナップです。

お土産には十分だ

二人とも「初めてブリクラスを釣った」という事で記念撮影。

イイ顔だ。ガイド冥利に尽きる

まだまだ、これからが寒ブリの最盛期です。もっともっと、ガンガン釣りたいと思います。

同船サポートのご案内

串本大島カセ釣り研究所では、同船サポート&ガイドのサービスを受け付けてます。

「YouTubeで観たあの釣りをやってみたい」あるいは、「もっと串本のカセ釣りを詳しく知りたい」、「せっかく串本のカセで釣りをするので、出来るだけキチっと釣りをしたい」などなど、快適な串本のカセ釣りを案内しサポートするのが同船サポート&ガイドのサービスです。

ガイド料が発生する有料のサービスですが、普通なら「10回通わないと見えない(解らない)ことが、たった1回で解る」ので、串本のカセ釣りの醍醐味を知るには近道という事です。

詳細は以下のリンクから案内してます。

串本大島カセ釣り研究所:同船サポート&ガイドのサービス

2023年1月7日 ショアジギやってる二人が串本のカセ釣りに初挑戦してみた

使用タックル
レンタルタックル

ロッド:パワーウルフ220M
リール:ダイワ タナセンサー500
道糸:フロロカーボン12号(通し)
針:フカセヒラマサ13号

メインタックル

ロッド:アルファタックル オデッセイAM302
リール:シマノ海魂3000T
道糸:フロロカーボン10号(通し)
針:フカセヒラマサ13号

サブタックル

ロッド:シマノ リアランサー完全フカセ 300H
リール:シマノ海魂4000T
道糸:フロロカーボン10号(通し)
針:フカセヒラマサ13号

マキエサ:冷凍イワシ
サシエサ:冷凍イワシ

胴付き(1)

ロッド:がま船 タイドスター50号
リール:シマノ 小舟1000
道糸:PE3号
仕掛け:串本胴付き仕掛け(ハリミツ・ハリス6号)
オモリ:30号

胴付き(2)

ロッド:シマノ 海上釣り堀シーリア400H
リール:ダイワ ミリオネア250
道糸:フロロカーボン5号
仕掛け:串本胴付き仕掛け(ハリミツ・ハリス6号)
オモリ:25号

マキエサ:オキアミ
サシエサ:オキアミ

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兼崎 秀治串本大島カセ釣り研究所代表

投稿者プロフィール

串本大島カセ釣り研究所を運営しております、HN海信(本名:兼崎秀治)です。
波止釣り、磯釣りを経て、現在カセ釣りに夢中ですが、12歳から釣りやっているので、釣り歴は40年以上です。

現在後進の色々な人に釣りの魅力を伝えるべく、日夜邁進しております。どうぞよろしくお願いします。

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